ゴルフ場が営業していても、個人予約をキャンセルできるか、料金が発生するかは別問題です。「雨が何mmなら中止」という全国共通の線はありません。排水性、地形、風、雷、道路状況、ゴルフ場の規約が違うからです。
安全な判断は、予報→危険情報→コース営業→予約規約→同伴者合意の順で行います。
降水確率だけで中止を決めない
気象庁の降水確率は、対象時間内に1mm以上の雨が降る確率で、強さを示しません。キャンセル判断では、スタート時刻から終了予定までの1時間雨量、風速、雷注意報・警報、雨雲の移動を見ます。
| 情報 | 答える質問 | 確認先 |
|---|---|---|
| 降水確率 | 雨が降る可能性はあるか | 気象庁 |
| 時間雨量 | どの時間帯にどの強さか | 時間別予報・雨雲 |
| 雷・風 | 安全に屋外活動できるか | 警報・注意報 |
| 営業状況 | コースが受け入れているか | ゴルフ場公式・電話 |
| キャンセル規約 | いつから、いくら発生するか | 予約確認メール・予約サイト |
雨量は「プレー可否」ではなく準備レベルに使う
気象庁は10〜20mm/hを「やや強い雨」とし、足元が跳ね返りで濡れ、地面一面に水たまりができる状態としています。これはゴルフ場の強制クローズ基準ではありませんが、移動、安全、コース保護を再評価する強いサインです。
- 1mm/h未満:雨が続く時間、風、気温を確認し、装備で対応できるか判断。
- 1〜5mm/h:上下レインウェア前提。コースのカート運用と排水状況を確認。
- 10mm/h以上:営業していても無理をせず、日程変更を第一候補に。
- 雷:雨量に関係なく、ゴルフ場の中断・避難指示に即時従う。
キャンセル料で揉めない「5点確認」
- 予約経路は公式、予約サイト、コンペ幹事のどれか。
- キャンセル料の発生日と単位は、1人か1組か。
- 悪天候時の免除条件は「クローズ時のみ」か。
- 日程変更で免除・振替になるか。
- 連絡方法と受付時間は何時までか。
曖昧な場合は電話し、担当者名、時刻、回答を予約代表者が記録します。同伴者には費用と安全の二つを分けて伝えると合意しやすくなります。
編集部シミュレーション(実地ケースではありません)
前日18時の時点で、スタート8時から12時に2〜4mm/h、最大瞬間風速が強まる予報、キャンセル料は前日から1組8,000円と仮定します。代表者は18時15分までにコースへ営業見込みと振替可否を確認し、18時30分を同伴者の決定期限に設定。4人でキャンセル料を均等負担すると1人2,000円です。費用だけで強行せず、交通・装備・経験を含めて決めます。
コースが営業していても途中中断はあり得る
強い雨や雷でプレーが中断された場合、自己判断で危険な場所を移動せず、スタッフの案内に従ってください。テンポラリーウォーターなどの救済は規則で定められていますが、ローカルルールが適用される場合もあります。規則の判断と安全判断を混同しないことが重要です。
同伴者への連絡は「事実・期限・費用」で送る
「雨だけどどうする?」では意見が割れます。次の形式なら、感情論になりにくくなります。
8時スタート。7〜11時は2〜4mm/h予報、雷注意報は現時点なし。コースは営業予定、前日キャンセルは1組8,000円、日程変更は電話確認中。18時30分までに実施か変更を決めます。
この文面では、予報が変わった場合の再確認時刻も決めます。代表者だけが情報を更新し、複数人が別々にコースへ電話するのを避けると混乱が減ります。
中止・実施の4象限
| 安全情報 | 営業 | 基本判断 |
|---|---|---|
| 問題あり | 営業/未定 | 安全優先で中止・延期 |
| 問題なし | クローズ | コース指示に従う |
| 問題なし | 営業 | 装備・交通・経験で判断 |
| 情報不足 | 不明 | 期限前に電話確認 |
注意すべき境界は、営業中=安全保証ではなく、キャンセル料発生=実施義務でもないことです。警報や道路状況が悪化した場合は、金銭的損失と身体的リスクを同列に扱わないでください。
次に読む
実施すると決めたら雨の日ゴルフ完全ガイドで全体を確認し、雨の日の服装と雨の日の持ち物を準備してください。